04月02日
私は子供の頃から好奇心が異様に旺盛で今に至るのですが、比較的興味のカテゴリーが限られていて、読書と旅行とエロティシズムに集約されます。
いずれに共通するのが、困難や難解なことに遭って、自分の限界を知り、自分の枠組みを壊して、再構築していくという一連の流れです。
自己を再構築するような出来事は、全ての本や旅やSMプレイに起こり得るわけでも無く、むしろ滅多に出会えることでもありませんし、自分の中でこうに違いない!と思っていたことの予想が外れた時は新鮮な発見として、貴重なものを手に入れた気分になります。
(競馬の予想が外れた時は落胆ですが…)
SMプレイにおいては、S側としてはなかなか自分の限界や境界線を踏み越える機会というのはありませんが、自分のモラルに反すること、タブーを犯した時の自分が何を感じるかというのはとても興味深い経験です。
(とても記憶に残るプレイが2件とマゾのセリフが2つあります)
自分の体験以上に、プレイ相手のマゾが自分の殻を破った瞬間に出会える確率の方が高くて、SMを長く続けていられるのは、そうした発見と喜びによるものだと思います。
そもそも性癖とは一見表からは見えない部分であり、その意外性が暴かれていく様子は、謎解きのように私をワクワクさせてくれます。
自分でやってみたい事を考えるのではなく、依頼が舞い込むSM案件はミステリーの招待状っぽくて、ニッチな性癖な方との出会いを楽しみにしています!
境界線を広げていくのが私の目標なのですが、それは即ち自分の器を広げることなのではと思う今日この頃です。